山中湖でのキャンプ Q&A
───── よくある質問にお答えします
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Q. 山中湖の気候は? |
A. 山中湖は位置的にみると山梨県でも南側に位置し、静岡県と神奈川県の県境に近い場所からして、気候もそれなりだろうとあまり気にとめないで来る人が多いようです。ところがいざ来てみると思いのほか寒くて‥‥という声をよく聞きます。朝方車の中でヒーターを入れて寝ている光景も珍しくありません。それもそのはずです、山中湖は昔から避暑地として有名だった土地柄(夏には暑さ知らずで快適)で、標高はほぼ1000mにもなり山梨県でも山間を除けば常にいちばん気温が低い場所なのです。ですからおおげさな装備はいらないのですが、プラス1枚と最初から考えておいてもらえれば、夜中に寒さでじたばたして睡眠不足になるというような失敗が減ると思うのです。バンガローに泊まる人は毛布か掛布団を1枚余分に、オートキャンプの人は夏でもサマーシーズン用のシュラフをスリーシーズン用にかえるか、毛布を1枚追加するといいでしょう。用意がなければ毛布、布団はキャンプ場でも貸していますので心配ありません。それからオートの人は地面からの湿気を含んだ冷え込みがあるとかなり不快な思いをしますので、マットの用意は不可欠です。段ボールを敷くだけでも効果
があります。防寒具の用意を忘れてしまった場合はペットボトルにお湯を入れタオルなどでくるんであんか代わりにするのもいいアイデアです。ところでオートキャンプ御利用の場合は布団のレンタルは不可。また、オートキャンプサイトでは直火が禁止となっているのでたき火で暖をとることができません。ただし器具や鉄板の上など地面に直接ダメージがないこと、火があまり大きくならないという条件でなら火を燃やすことができます。それからお願いですが、燃え残りのまきや炭は埋められても困りますので、面倒でも水をかけるなりしてから袋などに入れて、ゴミとして処理して下さい。 |
Q. バンガローとはどんなもの? |
A. 一般的にもそうだと思いますが、キャンプ用の簡単な小屋みたいなものです。キャビンとかコテージとかいう種類のものとは違い、内部には設備といえるものはなく電灯があるぐらいです。下はタタミ敷(ログハウスタイプは板張りの床です)となっていて、窓が2、3個所あります。炊事場やトイレは外に共同の設備としてあります。なお、6畳以上のバンガローにはベランダが付属しています。 |
Q. 火のおこし方は?―みなさん、けっこう苦労しています |
まきに火を点けるには、はじめに薄いもの、細かいもの(割りばしでもよい)が必要です。かまどがひどく湿っているようなら下に段ボールなどを敷いてその上に新聞紙を丸めて置き、空気の通りが良いように適度な空間をもたせてまきを組み上げ新聞紙に着火します。まきに火が回ったら徐々に太いまきを加えていきます。いっぺんに詰め込むとたちまち火が消えてしまうので、空間がなくならないよう気をつけながら付け足していくことが肝心です。そうして一度しっかり燃えついてしまえばあとは無造作にくべても簡単には消えません。炭に着火する場合は、炭そのものにライターやマッチで火をつけようとしても無駄です。新聞紙、段ボールを使ってもまず無理でしょう。ガス式か、ホワイトガソリンのバーナーをもっているのなら、炭用の火起こしを使っても火ばさみかなにかでつかんで直接火にかけても着火できますが道具がない人はまきに火をしっかりつけてからその上に適度な間隔をおいてのせれば、ほどなく着火します。灯油などをかければまきもいらないのですが、匂いが残るためせっかくのごちそうがだいなしになることもあるので止めておいた方がいいでしょう。(炭の着火剤も売っています。100円也)。
なお松ぼっくりは良く乾いていれば着火剤代わりになります。
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Q. おいしいご飯の炊き方? |
@お米をとぐ(3、4回)‥‥とぎ汁はまだ白く残っていても気にしない。
A釜にといだ米と水を入れ、できれば1時間ぐらいつけておく。水の分量 は米のうえに手を置いて手の甲が隠れるくらいがベスト。
B時間が経ったら釜をかまどの上にのせ、
*はじめは中火で2、3分
*水が沸騰するまでは、やや強火で‥‥7〜10分
*沸騰したらふきこぼれないで沸騰が続く程度の火加減にして
‥‥7〜10分
*ふきこぼれなくなったら、弱火にする‥‥5、6分
*中の米の表面に小さな穴がたくさんでき、水気がなくなったら、火から降ろす。(ふたはなるべく何度も開けないこと)
Cふたを取らずに15分くらいじっと待つ。
※キャンプ場でお釜を貸していますのでご利用ください。なべではうまく炊けませんので代用しないで下さい。 |
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Q. 山中湖では泳げる? |
A.遊泳は止めてください。非常に冷たい湧き水のある個所が無数にあり、海などとは違い真水なので浮力も少ないためか沖合いに出た人達には昔から心臓マヒや脚の痙攣によると見られる水難事故が多発し、今では泳ぐ人はほとんどいません。近頃は湖自体がウインドやジェットスキー、釣り舟などで混雑していて危険なこともあげられます。夏のシーズンにはまた、水も濁っているので水浴び程度にしておいたほうがいいでしょう。 |
Q. レンタル用品の予約は必要?駐車場は? |
A. 毛布、布団などの寝具類、鉄板などの食器類は数が多いので普通、予約の必要はありません。バンガロー宿泊の場合駐車料はかかりませんが、バンガロー1棟につき1台か2台程度にできるだけ制限して下さい。シーズン中は特に混雑しますので。 |
Q. 交通渋滞を避ける方法は? |
A. このあたりも名だたる観光地の例外ではなく、ゴールデンウィークやお盆休みなど混む時期には必ず混みますので、これといった得策みたいなものはないと思います。「抜け道マップ」などと言う情報誌を当てにしたところでこの辺のウラ道は分かりづらく、分かってもどこかで渋滞道路に合流すること間違いないのであまり効果は期待できません。ただ経験(よく耳にする)から言わせてもらいますと、早く出てくるのなら朝方こちらのどこかで(早朝はキャンプ場には入れません)仮眠するぐらいのつもりで思い切って早く(朝早くではなく夜中に)出てくること、そしてこちらから出て行くときは少し遅れて出発すること。例えば長い連休なら最終日というより1日前にかえって行く人が多く、短い休みなら最終日の朝あわてて帰りを急ぐ人がほとんどなのですが、最終日の夕方に出発すれば渋滞なんて嘘のようにスイスイと行けてしまうのです(確約はできませんが!)。仕事始めの前に自宅である程度ゆっくりする時間の余裕をほしい人が多いのでしょうが‥‥。 |